土地は減価償却しません!!
賃貸併用住宅を建てるために、土地を買いました。
そして次に出てくる疑問は、、、
あれ、土地も資産なので、減価償却するの?
この点、気になりますよね。
なぜなら、減価償却すると、その費用は税務上損金算入できるからです!
減価償却費は経費として計上できる、ということです。
特に土地は高額になります。
この高額となる土地を減価償却できれば、税金を大きく減額することができますよね(^^♪
残念ながら、土地は減価償却できないよ。。。
結論を先に申し上げると、
土地は減価償却できません!!
か、かなしい。。
でも、なんでなの~(;´Д`)
土地が減価償却できない理由について説明するね!
なぜできないのか、USCPAの私が自信を持ってご説明します!!(^^♪
クリックできる目次
減価償却とは
土地、建物といった固定資産は、以下の2点から価値が減少します。
①時の経過
②使用による摩耗
使っていなくても古くなったり、陳腐化したりしますよね。
また、使っていたら、古くなりますよね。
この価値の低下を費用として、つまり減価償却費として費用処理します。
これが、減価償却ですね(^^♪
詳細についてはこちらの記事もご参考にしてくださいね!
土地の減価償却
では、土地について考えてみましょう。
①時の経過
土地は時間が経てば経つほど古くなる、といったことはあるでしょうか?
基本的に、時間が経ってもいつでも利用することができますね(^^♪
となると、時の経過により価値が下がるとは言えないですね。
(ただ、土地の時価が変動することで売却できる金額が変動することはあります。
土地の時価の変動により、大きく値段が下がる場合は「減損」が適用されます。
これについては別途でご説明差し上げますね!(^^)!)
②使用による摩耗
土地は様々な利用方法があります。
更地のままでも存在しますし、駐車場でも、畑でもいいですね~。
どんな形で利用したとしても、基本的に土地は摩耗しません。
車や建物のように使っていれば、壊れたり動かなくなったり、このようなことはないですよね。
たしかに、農業をしていて、今年1年は土地を休ませてあげないと、というのはあるかもしれませんが(;^ω^)
ということで、使用による摩耗もないと考えられます。
従って、
土地に減価償却は適用できない
ということですね(^^♪
賃貸併用住宅での取り扱い
賃貸併用住宅をやるときの魅力として、節税があります!
このとき、出来ればキャッシュ・アウトがない減価償却費が重要ですね。
建物は減価償却として、一定の方法に従って取得価額を減価償却費として費用処理していきます。
でも、土地は減価償却が出来ないので、特に減価償却費として費用処理しません(ノД`)・゜・。
土地の取得価額も費用として処理できれば良いのですが、しょうがないです。。
まとめ
土地は減価償却ができない、という話でした。
ここは留意点ですね。
もし、確定申告などをする際に、建物と一緒に土地も減価償却しないようにご留意くださいね(^^♪