法人設立手続もワンストップになる可能性が!!

私、趣味で首相官邸のホームページに行くことがあるのですが、そこで「未来投資戦略2017」という面白そうなものがあったのでご紹介したいと思います。

未来投資戦略2017って何?

なんかかっこいい響きですね。

 

「日本再興戦略2016」って耳にしたことありませんか?

経理関係に携わっている方なら、ここ最近、ROE、コーポレートガバナンス・コード、スチュワードシップ・コード、といった単語をお聞きになったことがあるかもしれません。

これらの単語が注目を浴びるきっかけになったのが、先に記載した「日本再興戦略2016」によるものです。

そして、2017年に入っては「未来投資戦略2017」というもの作られました。

これは、私の勝手な解釈ですが、「日本再興戦略2016」を受けて2017年ではこうしよう、ということが記載されています。

法人設立のワンストップ化

そこにはこんな内容が記載されていました。

2020 年3月までに、行政手続コストが原則 20%以上削減され、国内外の企業にとって世界で一番活動しやすい事業環境が提供されている。企業は、行政手続による不要な手間から解放され、本業である付加価値創造活動に専念している。行 政手続について、事業者にとって使い勝手の良い形でオンライン化され、書式・様式が共通化され、一度提出した情報は二度求められない(ワンスオンリー)。また、法人設立、社会保険料納付等においては複数機関への手続を一元化(ワン ストップ化)している。 …

・(起業家)起業家がベンチャー企業を設立する際、スマ ートフォン上で法人設立に必要な事項をQ&A 方式で入力等すると、法務局、税務署、労働基準監督署、年金事務所等への全ての申請情報等がオンライン上で送付される。

「未来投資戦略2017 ―Society 5.0 の実現に向けた改革― ポイント(案)」より抜粋

 

え?法人設立について、2020年3月までに手続が一元化されるの?最近苦労して提出した作業はいったい…、、

オーマイガー!!

 

思わず、心の中で叫んでしましました。

だって、だって、私なんか法務局、税務署などたくさん回りましたから。。

もっと早く言ってよ~~。

 

スマホで簡単に申請できて、しかもわざわざ法務局行って、税務署行って、とかしなくて良くなるってすごい便利になりますね!

これは、将来起業家の方にとって朗報ですね。

検討会

「法人設立手続オンライン・ワンストップ化検討会 (第1回) 」が平成29年9月6日に開催されたようです。

まだ、この記事を書いている時点では、議事要旨が作成されていないようなので、具体的にどんな話し合いが行われたかわかりません。

が、きっとこの検討会を通じて、今まであっちこっちに行脚して回った、あの苦労がなくなると思われます。

法務局にしても、税務署にしても、どちらも同じ場所になく、電車で1時間くらい掛けて移動しないといけなかったことも考えると、非常に良いことだと思いますね。

まとめ

ビジネスの良いアイデアがあったとしても、実際に法人を設立しようとすると、非常にわかりにくく&煩雑なことばかりで、二の足を踏んでしまいますよね。

そして、法人設立の方法をネットで調べてみたけど、なんだかめんどくさそうなことが多くて結局断念して、アイデアも実現せずに終わってしまうことが、今まで世の中でゼロではなかったのではないかと思います。

それが、法人設立の手続がワンストップとなり、煩雑さが減れば、法人設立されること多くなり、こういった事象が減る可能性があると思います。

日本からも偉大な、社会に大きな影響を及ぼすような、そんなすんごい会社が生まれる可能性が増えますね!

Follow me!