株式会社とは何?分かりやすく説明します!
株式会社、、株式会社とはなに~??
会社といったら普通、「株式会社」をイメージしますよね。
独立や起業をしたいな~と考えた時に、「株式会社」をイメージされると思います。
でも、そもそも「株式会社」とは一体どのようなものか?
そして、どのようなメリット・デメリットがあるのか?
このような点について、株式会社に勤めたことがありUSCPAを持っている私がご説明しようと思います!
この記事でわかること!
①株式会社とは何か
②株式会社の特徴
②株式会社のメリット・デメリット
クリックできる目次
株式会社とは何か?
世の中にはたくさんの「株式会社」がありますね。
そしてその「株式会社」とはなにか?
一言でいうと株式会社とは、
「営利を目的とした社団法人」
になります。
しゃ、、しゃだんほうじん??なんですか?社団法人って
社団法人。
これも一言で言うと、
「法律で人格を与えられた集まり」
ですね。
法律で権利義務の主体となることが認められた集まり。
これに対して、我々人間は法律上、「自然人」と呼ばれますよ!
つまり、「営利を目的」として活動する「法律で人格を与えられた集まり」が株式会社ですね!
そして、この集まりに人格を与えている法律は、「会社法」ですね。
(ちょっと前は「商法」と呼ばれていました)
「会社法」では、会社を大きく「株式会社」と「持分会社」の2つに分けています。
そのうち「持分会社」はさらに「合名会社」「合資会社」「合同会社」の3つに分けられます。
そのため「株式会社」は会社法における会社形態の一つとも言えます。
なお、「合同会社」については以下の記事で詳しく説明しているのでご参照ください(^^♪
株式会社の特徴
株式会社の特徴についてご説明します。
特徴は主に次の2つになります。
特徴①:所有と経営
所有と経営、つまり「持ち主」と「経営者」、ですね。
株式会社は株式を持っている株主の物、と言われています。
一方、経営を行うのは社長、になりますね。
ということで、「所有と経営の分離」が株式会社の特徴です。
お金持ちはお金を持っているが、経営のプロではない。
経営のプロであるが、お金がない。
そんな二人をつなぐのが、株式会社ですね!
なお、これに対して「合同会社」では所有と経営が一致しています。
(所有者も経営者も同じ人、ということですね)
一口メモ!
株式会社の起源は大航海時代にあると言われています。
お金持ちから出資をしてもらい、大海原へ航海。
航海から戻ってきた時に、お金持ちに利益を配分するともに出資を返金する。
「東インド会社」が始めたそうです。
この、お金持ち=株主、船長と乗組員=社長と従業員、というわけですね。
オモシロいですね~(^^♪
特徴②:責任
株式会社のメリット
まずは株式会社のメリットからどうぞ!
その1:社会的信頼度が高い!
「株式会社」と聞くだけで、なんとなく立派な気がしませんか?
例えば、車を買いたいと思った時、名も知れぬ個人から買うのと、株式会社から買うの、どちらが良いですか?
そうなのです、このように社会的に信頼度が高いのが株式会社なのです。
逆を言うと、株式会社には色々な縛りがあるからこそ、信頼に足る存在、ということですね。
その2:間接有限責任である!
株式会社の株主は、株券を買うことで出資します。
仮に経営者が経営に失敗し、倒産しても、株主は株券が紙切れになるだけです(^^♪
つまり、直接的な責任、また会社の借金を肩代わりすることもありません。
これが「間接有限責任」と呼ばれるものになります。
大航海時代を想像してもらうともっと分かりやすいと思います。
お金持ちがお金を船長と乗り組み員に託します。
その後船が難破してしまい、船などが海の藻くずとなってしまった場合、お金持ちはどうなるでしょうか?
お金持ちは出資したお金が返って来なくなるだけで、特にそれ以外はなにもありません。
これが、間接有限責任ですね(^^♪
その3:株式による資金調達が可能になる!
新規事業をやりたいけど資金が足りない!
そんな時は株式市場から資金を調達すれば良いので、株を発行することで!(^^)!
これは非常に便利ですね。
普通個人がお金が欲しいとなったら、銀行などの金融機関から借りないといけないですから。
もちろん、資金調達するためには、資金調達の目的を出資見込みの人に納得してもらわないとダメですけどね(;^ω^)
株式会社のデメリット
続いてはデメリットの方をご紹介いたします。
その1:設立費用が高い…
株式会社を設立するためには、諸々合わせて20万円くらいかかります。
これからうまく行くかどうかわからないが、チャレンジしようという段階での20万円はバカにならないですね(-_-;)
一方、「合同会社」は6万円程度で作れます。
その意味で「合同会社」の方が設立に対する敷居が低いですね。
その2:決算の公表が必要…
これもネックですね。
大会社で人がたくさんいる会社であれば、経理部の優秀な人材でカバーすることは可能です。
ただ、設立したての会社の場合、決算の公表は大変ですね。
そもそも経理にある程度詳しくないと決算できないです。。
その3:利害関係者が多く運営が大変…
株式会社は、株主総会、取締役会、監査役会などたくさんの「機関」があります。
そのため、社長の一存でポンポン決められるわけではないのです。
同様に株主も、他に出資している株主がたくさんいるため、自分の意見を反映させようとすると大変です。
そのため、どうしても意思決定に時間が掛かってしまいます。
運営の機動性は高いとは言えないですね(;^ω^)
一方、「合同会社」の場合、出資者=経営者の場合が多く、自分の思い通りに動かしやすいです。
まとめ
株式会社は特に株式で資金調達できるのが魅力的ですね。
また、所有と経営が分離されていることが重要になりますね(^^♪
仮に会社を設立したいと考えていらっしゃるのなら、株式会社も良いかもですね!(^^)!
株式会社、理解できたぜ!株式会社でひと暴れしちゃうよ!!
仕組みは理解してもらえたようで良かった。
でも、仕組み理解と会社運営は別の話だよ…