会社は人?!
合同会社になりますと、法人税、住民税、事業税が掛かってきます。
ここは結構知られていることだと思います。
でも、よくよく見てみると、「ん?」って思いませんか?
住民税??会社なのに??
人間じゃないのに、どうして住民税も含まれるのだろう、と。
そこで、今回は住民税についてお伝えしたいと思います。
(細かい住民税の算定の仕方や正確な言葉の定義ではなく、考え方をお伝えしたと思います。)
人って何?
普通に生活してて、「人」は基本的に生身の人間を指していますよね。
ところが、法律上は違うのです。
法律上には、自然人(しぜんじん)と法人(ほうじん)、2つ概念があるのです。
簡単にイメージですと、以下になります。
自然人:生身の人間
法人:法律によって人と同じように権利・義務が認められたもの
そのため、法律の上では、会社も「人」になるということになりますね。
でも、今までは人=生身の人間と考えていたのに、会社が人って言われてもあまりピンと来ませんよね。
私もなかなかピンと来ませんでした。
というか、そもそも日常生活で知らなくても困らないですからね。。
そんな思いはともかく。次に進みましょう。
住民税
会社も「人」であるならば、所在地に住んでいる「人」と考えることができます。
となると、そこに住んでいる住民であると言えますね。
住民はその住んでいる都道府県や地区町村から公共のサービスの提供を受けています。
従って、住民である生身の人間も法人も、これらのサービス提供に対する対価として税金を納付する必要があります。
このため、自然人も「住民税」も支払いますし、法人であっても「住民税」を納付する必要があるのですね。
もっとも普通に会社に勤めている場合は源泉徴収されるので「住民税」が徴収されている感覚はあまりありませんが。
まとめ
このように合同会社のような会社であっても、法律上では「人」になります。
「人」は所在地に住んでおり、その地域の公共サービス等を享受しています。
そのため、住民税が課されることになります。
へ~、って感じですよね。
でも、このことを知らなかったとしても現実世界では何一つ不自由はしませんね。
何となく頭の片隅に入っていれば、雑談の時に少しだけ役に立つ時が来る、かもしれません。。