ROE(アール・オー・イー)で何がわかる?

今までにROE(アール・オー・イー)という単語を耳にしたことがありますか?
「ろえ」ではありませんよ(^^♪
もちろん私、最初は「ろえ」って読んでいました(;^ω^)
一度は目にしたことがあると思うけれど、なかなかピンとこない、そんな感じじゃないでしょうか。
そこで、今回はそのROE(アール・オー・イー)についてご説明したいと思います!
この記事でわかること!
- ROEとは何か?
- ROEの計算過程
- どのように使うのか?
では早速行ってみましょー(^O^)/
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ROE(アール・オー・イー)ってなに?
ROE(アール・オー・イー):Return On Equity(リターン オン エクイティ)の略です。
横文字はカッコいいのですが、ちょっとピンと来ないので日本語にします。
日本語だと、「株主資本(自己資本)利益率」になります。
う~ん、日本語でも分かりづらいですね。。
簡単に申し上げますと、このようになります。
「株主から出資してもらったお金でどのくらいの利益を生み出したか?」
つまり、ROEとは、出資からいくらの利益を生み出しているか、がわかる指標、ということになりますね。
最近ROEをよく耳にするけど?
ここ数年よく耳にするなぁ、と感じられたかもしれません。
その一つの要因が、「日本再興戦略」の影響ではないかと私は考えています!(^^)!
2013年6月に公表された「日本再興戦略2013」を指針にJPX日経インデックス400が組成されました。
このJPX日経インデックス400の選定指標の一つが、ROE、だったのです。
その後、「日本再興戦略」に基づき、世界水準のROEの達成を目標としたり、伊藤レポート※においてROE8%が明記されることになったりしました。
このように、国全体の施策としてROEが注目の的になっていた。
だから、最近よく耳にしていたのではないかと。
余談ですがこの「日本再興戦略」は、今は「未来投資戦略2017」となって引き継がれています。
2020年の今は「未来投資会議」が開催されています!(^^)!
「未来投資戦略2017」の中に面白い部分があったので、「法人設立手続もワンストップになる可能性が!!」という記事を書いています。
もしご興味がありましたら、ぜひご覧ください。
※伊藤レポート:経産省で行われていた「持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい関係構築~」プロジェクトにおいて、座長であった伊藤邦雄教授(一橋大学)が最終的にまとめたもの。
何に使うの?
そもそもROEって何に使うの?何がわかるの?(-_-;)
そこで、ROEの使い道についてご説明します。
ここが、個人的に面白いな、と思う部分です。
まず、ROEは以下のように計算されています。
つまるところ、利益/純資産、ということですね。
次に、中学生の時に習った、あれを使います。
そうです、因数分解です!(とは言うものの、別にそんなに複雑ではないのでご安心ください)
「売上高」と「総資産」を加味した、ROEは一体何を表しているのでしょうか。
利益/売上高とは何?
では、「利益」/「売上高」は一体何者なのでしょうか(・・?
それは以下の通りです。
売上高/総資産とは何?
次に、「売上高」/「総資産」も一体何者なのでしょうか。
以下の通りです。
総資産/純資産とは何?
最後に、「総資産」/「純資産」は一体何者なのでしょうか。
例のごとく、以下の通りです。
まとめ
ROEは、出資してもらったお金でどのくらいの利益を生み出したか(株主資本利益率)を表している。
また、ROEを分解すると、「売上高利益率」「総資産回転率」「財務レバレッジ」の3つもわかる。
これがROEなのですね。
如何だったでしょうか(^^♪
意外にROEは奥が深い。
株式投資する際の一つの目安として利用できますね。
なかなかやるじゃん、ROE!!(^^)!